​Caja del juguete​ Photo studio/KuuUFuUU

数年前、ひょんなことからヨーガの講座に通い始めた。そこには私が小さい頃から不思議に思っていたことの答えがたくさんあった。先生になろうとか資格を取ろうとかそういう目的じゃなかったんだけど知らない言葉に囲まれる時間の中で智慧に触れるたびに胸が高鳴るのを感じた。

講座が終わってもまだまだたくさん迷ってもがく毎日。

だけどそこから少しだけ離れて見られるようになった、ような。

写真しかしてこなかった私がいきなりヨガ、というのは周りも何より本人が一番驚くべき出来事のような気がしている。

でもじっと自分の中を見つめる行為は写真の作品を作ることととても似ているような気がしてそれはそれはくすぐったくも楽しい行いだ。

自分なんて存在していていいのか、と甘酸っぱくも苦悩した若かりし頃。写真に自分を投影してなんとかバランスを取ってきたけれど苦しくてどうしようもなかったあの頃の自分に「少し年を重ねた自分はそれなりに楽しくやっているみたいだよ」と伝えられそうなのはヨガのおかげかもしれない。

そんな私とよかったら。​ご一緒いただけたら幸いです。